時を超え安藤昌益先生をたずねて
「時を超え」とは言うものの,つい先ごろとも思える十八世紀の初め,安藤昌益は大館近郊の二井田に生まれた。謎の多い北東北の思想家の語る言葉に日々耳を傾けてみる。(管理人判断でコメント等は随時削除)
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月と太陽を対等に見れば
「然シテ日輪ハ進気表ニ主リ,金水ノ退気中ニ伏シ,月輪ハ金水ノ退気表ニ主リ,木火ノ進気中ニ伏ス。」(刊本自然真営道 巻一 農山漁村協会版21-349)

 太陽の表面は「進気」が支配していて,つまり木と火の気に満ちている。
 一方,月の表面は「退気」が支配していて,こちらは金と水の気に満ちているという。 しかも,太陽と月とは表面と内側が裏腹になっていて,太陽の内側には退気が満ち,月の内側には進気が満ちている対照的な構造とされている。

 今日的な天体の知識からすれば,ここに述べられていることは荒唐無稽そのものであるが,そう言って済ませられるほど単純な話ではない。
 月も太陽も見た目の大きさはそう変わらないし,昼と夜を支配する二つの光源として見るならば,月と太陽をこのように把握するのも理解できるからである。
 江戸時代という比較的近い時期の文献を読むとき,現代科学の常識に近い論述にばかり(科学の先駆者的)価値を見出そうとすれば本質を見誤ることになる。
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【2018/01/09 23:13】 | 日本思想 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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安藤昌益の言葉を日々少しずつ聞き取りながら,その真に意味するところについて,自ら問いかける試みを続けてみます。

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